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2019年1月 8日 (火)

サッカーのジュニア年代に多い判断力を損ねる指導 #東京国立市 #千葉 #埼玉

もう何度も目にしている光景ですが、ジュニア年代の指導で判断力を要求する指導者が増えてきました。

でも実際の指導場面で効果的な効果的な声かけや指導がされていないというのが現状のようです。

例えばこんな感じです。

センターバックの選手が相手選手を視野に入れることができずに失点...

すると指導者はベンチから「どこを見てるんだ!」と指摘します。

そして選手はしっかりと相手を視野に入れるようにプレーします。

しかしまたこれによって弊害が生まれ、今度は相手を意識しすぎてボールのタッチコントロールのミスが目立つようになり、すかさずそこで「何をやってる!簡単なプレーでミスするな!」と、またまた選手たちを指摘します。

こんなサッカーをしていて選手たちは本当に楽しいのでしょうか?

私自身も高校時代はこんな感じでコーチの目を気にしながら常にサッカーをしていました。

ミスは許されない...

だからミスをしないために自主練で技能を磨く。

でもいくらやっても上達しない...

どんどんコーチから相手にされなくなっていく...

こんな指導や育成が日本の当たり前になっています。

指導者は選手にプレッシャーを与えて、それを乗り越えるための精神力を植えつけようとすることを優先させます。

でもですね、そんな指導では世界で活躍するような選手は今後この日本には誕生しないと思います。

しっかりと海外の言葉を理解できて、指揮官の指示された期待通りのプレーができる選手にならないといけません。

そのためには素早く状況を把握する能力が必須です。

それなのに判断をする場面の指導すべき部分で選手を指摘してしまうわけですから、そこの部分を伸ばすことなど到底できないわけです。

それから楽しんで活動に取り組まないと、脳の神経を活性化させるドーパミンが大量に出ません。

例えば部活を引退した選手やジュニアの最後の大会終了後に急激に上達することがあるのは、指導者に怒られなくなって楽しくサッカーができるようになるからですね。

話がそれましたが...

なぜ上手く判断することができないのか?

日本はここに焦点を当てた指導ができていません。

ただ指導者は「今の見えてるかな?」とか「見えてたかい?」という声かけをすれば、選手たちが意識して周囲を見るようになってサッカーが上手くなると思い込んでいます。

多少は声のかけ方が優しくなっただけで、やはり根本的な判断力の指導の解決にはなっていません。

適切な判断力を養う指導というのは、どのようにしたら周囲を意識しながら通常と同じようなプレーをすることができるようになるのかを教えることです。

大人と違ってジュニア年代の選手たちの脳は大人ほど発達していませんし、目の成長もこれからという段階です。

それなのに大人や指導者たちは、自分たちと同じようなレベルで周囲を意識してプレーができると思い込んでいます。

子供の頃に見ていた風景が大人になって見た時に、随分と小さく見えることがあると思います。

例えば幼い頃に通っていた小学校の校庭が大人になって今では少し小さく感じます。

あんなに大きく見えた遊具なども大人になると小さく見えます。

つまり成長と共に見える感覚が変わっています。

ですから大人の目線や感覚でジュニア年代の選手たちを指導してはいけません。

彼らと同じような目線や感覚になって、その中でより効果的なアドバイスや指導ができなくてはなりません。

そして何故選手たちの視野が狭くなって、相手選手を視野に入れられないのか、周囲を意識し過ぎるとどうしてタッチコントロールのミスが増えてしまうのかを指導者自身が考え、そして効果的に改善できるように指導しなければいけません。

前回の記事で「見る」という行為はサッカーに限らず脳の同じ分野や部分が使われているとお伝えしました。

サッカーという小さなカテゴリーにとらわれずに、選手たちの能力を伸ばせるように工夫することが大切です。

我々大人だって見えているようで実は見えていないものが多いのです。

そこを理解し、ジュニア年代の育成にも適用することができれば、必ず良い判断力を養うことができる指導者や育成ができるようになるはずです。

ドイツのブンデスリーガのクラブでは、クラブの指導者をライフキネティック教室に学びに行かせたり、ライフキネティックのトレーナーを直接呼んだりしながら、判断力を高めるための理論を学び、そして育成年代の底上げを徹底的にしてきました。

そしてこれが、ワールドカップでベスト16止まりの日本とワールドカップ優勝経験のあるドイツとの「育成の差」です。

体系化されていない日本の育成指導は、果たしてどこに向かっているのか...

このまま衰退していってしまうのでしょうか。

それはジュニア年代の指導が深く関わってくるはずです。

東京国立市で随時ライフキネティック教室を開きますので、この機会に選手だけでなく指導者の方も是非ご参加ください♪

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