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2018年9月21日 (金)

なぜ多くの方はメンタルに目を向けないのか

今回は私の得意分野としているメンタルについてお伝えしようと思います。

近年の日本国内において、少しずつメンタルを的に絞ったトレーナーが存在するのようになってきました。

しかし私自身メンタルトレーナーという資格がどのようなものなのかは知りません。

国家資格がないのは確かで、また心理のスペシャリストでもある臨床心理士も国家資格ではないことは知っています。

つまり国家資格ではないといえことは、それによって医療期間では診療報酬が得られないということでもあります。

どういうことかというと、医療行為として保険がきかないので、利用するには自費になるということです。

ですからメンタルトレーナーや臨床心理士のカウンセリングを受ける場合は、その期間や個人の指定した費用を支払わなければ利用できないということになります。

ライフキネィックのトレーナー養成講習会にもメンタルトレーナーという肩書きを持った方が参加されていましたが、その方がどの程度まで心理学を学んでいるのかまでは確認できませんでした。

心理学やメンタルに関して私自身としては大学卒業後15年間、精神科病院のリハビリテーション施設という現場で経験を積んでおり、その中で鬱病や統合失調症およびコミュニケーション障害を持った方々に接してきました。

当然、認知行動療法というものもお金を払ってしっかりと学びに行っていましたし、それを実際の現場で活用していました。

そうした経緯のある私から見ると、周囲のサッカー指導者たちはメンタルに関して非常に鈍感で、子供たちの心理をあまりにも理解できていないように感じてしまいます。

先日ご紹介したピリオダイゼーション理論が書かれている書籍にも書かれていることですが、指導者は選手たちにチャレンジする勇気そして成功体験による自信を与えられなければいけないとあります。

「褒められて嫌がる人がどこにいる?」などとも書かれており、いかに肯定的な指導方法が選手にとってプラスに働くかが理解できます。

つまりネガティブな考え方よりもポジティブな考え方の方が成功しやすいと言えます。

日本人は全てにおいて完璧にこなすことを優先させるため、そこにはネガティブとかポジティブといった思考はありません。

とりあえずやりきることだけを考えます。

そのためトレーニングや活動が軍隊のようになってしまうとも書かれています。

サッカーに必要なのは様々な技術や技能、そしてそこにスピードや判断力が加わるスポーツです。

従来のトレーニングや活動だけではカバーできなくて当然です。

ただの普及活動ならばそこまで考える必要はありませんが、あうくまでも「育成」というのは、そこまで考えてプランを立てなければいけません。

つまり鬼軍曹みたいな人がいて、その人の下でアメと鞭を用いた従来の古臭い方式ではコーチングに限界があるということです。

皆さんがそこまで考えて指導者を探したり、クラブを探してりしているとはさすがに思いませんが、海外の一流クラブの育成はそこまでの高いレベルで行っています。

いかにスポーツのトップアスリートを国が中心となって育てようと考えようとしているのかが分かると思います。

ちなみに今回ご紹介した書籍には、今大会ワールドカップで躍進を見せたアイルランドについても少し書かれています。

どんなに強い強豪国であっても、現代サッカーではプランを誤って育成をすると弱小国に敗退してしまうという現実があるとも書かれています。

ちなみにアイルランドは、ギリシャやオランダなどを相手に欧州の大会で数々の番狂わせを見せてきています。

彼らのサッカーは、誰かにやらされているのではなく、サッカーにはそれが必要だと思って、自分たちの意思でそれをコートの中で表現しています。

この辺が国内の育成年代のサッカーと違っています。

「やるべきことを学んで理解して率先して行う」のと、「怒鳴られて叱られてやらされる」とでは大きな違いがありますからね。

こうしたことが日本国内のコーチングに、かなり足りない部分なのかなと私は個人的に思います。

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