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2018年9月15日 (土)

サッカーに必要な能力(2)

先日、サッカーに必要な能力についてお伝えしましたが、今回もその続きをお伝えしたいと思います。

前回、サッカーに必要な能力は足でボールを動かすことだけではないとお伝えしたと思いますが、国内の指導者たちも当然それを理解しながらサッカーの指導をしています。

そこで近年では、ただ単に速くボールを動かすことを強要するサッカーが増えてきており、それによって育成年代の子供たちが苦労している場面を目にします。

ちなみにボールを速く動かすことの利点は何でしょうか?

簡単に言えば、相手の頭(脳)の判断や対処が間に合わないようにすることが目的であり、そうすることで有利になれるという発想だと思います。

なので国内の指導者たちは、海外のサッカーを見て個々で学び、それを子供たちに伝えようとしています。

ですが...

多くの指導者は、この指導法に対して理論を持っておらず、ただ単に速くボールを動かすことだけを子供たちに強要します。

指導の現場で数多く子供たちを指摘する指導者の声や指示の声などを見たり聞いてきましたが、指示を受ける子供たちが逆にパニックになっているように感じたのは私だけでしょうか。

「そこのポジションじゃないだろ!」

「何でそこでパスしないの?」

「もっとライン上げろ!」

「自分でミスをしたんだから取り返せ!」

こんなのは日常茶飯事ですよね。

子供たちに真剣に向き合うからこそ出る言葉だと言われていますが、果たしてこれは本当なのでしょうか?

私個人の考え方なので色々とあるとは思いますが、一番効率的なことを考えれば、プレーしている子供たちが理解そして納得できるようなサッカーを目指すことが一番ではないでしょうか。

でも大人の指導者たちはそんな理屈は無しで教えようとするというか、ほぼ強制的に自分の考え方を押し通します。

この辺が昔からの日本人のような発想というか、職人気質というか、ワンマン的な指導が素晴らしいと思い込んでいる方が多いような気がします。

でも現実としては、日本代表はブラジル代表を相手にほとんど勝つことができませんよね?

何故でしょうか?

彼らは、本来人間が持つ特性や無意識にやってしまう生理現象を日本人選手たちよりも熟知しています。

なのでそれがプレーの中であらわれ、そして駆け引きや相手選手の裏をかくことや相手の目の届かない部分で有利になれています。

この相手よりも有利になれるということを知ることがサッカーの試合に勝ったり、有利に試合を進めるためにとても必要なことです。

でもただ単に速くボールを動かすことを強要されていると、何が良くて悪いのかの区別すらできなくなります。

とりあえず怒鳴られたくないし、指摘されたくないから、そうならないための解決法を知り、それ以上のプレーを自分から求めようとしません。

だって今の指導者は、怒鳴ったり指摘したりすることで何が必要なのかを事前に教えてくれるわけですからね。

つまりこうした指導方法により、逆に子供たちにそしてサッカーに必要とされる能力を削いでしまっている一番の要因であることを大人である指導者たち自身が知りません。

そういうことよりも私の場合は、何故そうしたプレーが大切で、そして何故それらが相手に有効で、何故それで有利になれるのかを知ることの方が大切だと思います。

例えば算数で1足す1は2だと理屈抜きで教える塾よりも、どうして1足す1が2なのかを丁寧に教えてくれる塾の方が良いと思いませんか?

皆さんは同じ費用を支払うならどちらを利用したいですか?

現在の指導者たちは答えを先に教えてしまいます。

そしてそれを強制的に慣れさせて肝心の理屈の部分は教えません。

答えが2なのだからそうなるようにしなさい!というのがほとんどの指導者の指導方法です。

でもブラジル代表などの選手たちは、コートの中で自分たちで答えを導き出して、答えは2だけでなく3や4にもなるという部分を見出だすことができます。

つまりバリエーションが豊富だということですね。

ちなみにライフキネティックのエクササイズは無限に作れるというのが実はあります。

こうした無限に近いエクササイズがあるからこそ、世界的に有名な監督や代表チームそして強豪クラブまでもが取り入れているのだと思います。

「相手の裏をかくための能力が何なのかを知ること」がサッカーに必要な能力を身につける一番の方法であり、それを育成年代の子供たちに理解させていくことが重要だと私は思います。

当スクールのアスリート養成スクールでは、こうした相手の裏をかくための能力の部分にも焦点を当てています。

どうしたら相手の目の届かない部分で勝負することがてきるのか、そのためにはどういったことを知る必要があるのか、そのために必要なトレーニングやエクササイズとは何なのか、しっかりと子供たち自身に理解してもらいながら取り組んでいただきます。

ただ単に速くボールを動かすことで有利になれるのではなく、それ以外にも相手より有利になれる裏をかく方法がありますよと私は国内の育成年代に伝えていきたいです。

確かにドリブルテクニックも必要と言えば必要ですが、もう時代はそういう低レベルなサッカーではなくなってきています。

ドリブルだけで何とかできる時代ではありません。

アルゼンチン代表のメッシを見ても分かるはずです。

それよりも今回はクロアチア代表のモドリッチの方が評価は高かったわけですから、サッカーはそういう時代に突入しているのです。

世界から遅れたら国内サッカーは衰退します。

時代に遅れずに、少しでも相手や周囲より有利になれる方法、そしてトレーニングメニューを皆さんもご自身で見つけてください。

諦めずに探して続けていればきっと出会えるはずです!


追記


先日のブログでお伝えした当スクールが開催する予定の「アスリート養成スクール」について、県内外問わず多くの親御さんからお問い合わせをいただいております。

しかし残念なことに、メールフォームのメールアドレス記載欄にPCメールを受信できるメールアドレスが記載されていないことが多々あります。

もし数日たっても管理者からメールの返信が届かない場合は、自身の携帯メールの設定が「PCメールの受信拒否」になっていないかをご確認ください。

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メールが届いていない方は、お手数ですが再度上記を確認した上でメールフォームからお問い合わせをお願い致します。

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